【初学者向プログラミング】 Pythonを使った開発 -その1-

Python編

みなさんこんにちは、こんばんは

文系出身やIT未経験で、プログラミングをしてみたいけど何からしたらいいか分からない人向けの、Pythonでコーディングをしてみようの回になります。

全3回で、コマンドで対話する超簡単な血液型診断を作ってみようと思います。

※今回はPythonという言語で開発します。実行する環境ができていない人は先に環境構築からお願いいたします。最近だとWebサイト上でプログラムを実行できたりするので、それでもOKです!

別途環境構築の記事も今後記載予定です!

プログラミングを始めるにあたって

事前にプログラムが動く環境を作る必要があります。Pythonが使えるかどうかは、Windowsだとコマンドプロンプト(検索欄からcmdと入力したら出てきます)、Macだとターミナルを開き、以下のコマンドを入力して見てください。またはVSCodeなどのIDE(総合開発環境)を使うのもアリです!筆者はVSCodeで開発をしています。

python --version

Pythonのバージョンが表示されればOKです。もし、「そんなコマンドないよー」みたいなエラーが出たら、インストールされていないorPathが通っていない可能性があるので、再度設定して見てください。

プログラミングを始めるにあたって大切なのはイメージです。どんなものを作りたいか、それを作るためにはどういう処理の流れになるか、など事前のイメージから始まります。実際の現場では設計といって、作るものの設計から始まります。

今回は超簡単な血液型診断ということで、以下のようなイメージで作っていきたいと思います。

  1. (コンピュータが)血液型を質問する
  2. (ユーザ側が)血液型を入力する
  3. (コンピュータが)血液型にあった診断結果を表示する

とっても簡単ですが、上記3STEPで作成します。でも実は、たったこれだけで基礎の半分近くは学習できたことになります。

作ってみる

はじめに

Pythonは.pyという拡張子のファイル形式になります。(拡張子とは、そのファイルの種類のことです。エクセルなら.xslxとか、テキストファイルだと.txtとか、そういうやつです)

Pythonは.pyというファイルになるので、事前に作っておきましょう。

テキストファイルなどを新規作成する要領で、ファイルを作りたいところで右クリック→新規ファイルをつくってあげればOKです。最初の拡張子は.txtとかになっていると思いますので、ファイル名を変える形で、shindan.pyとかのファイル名に変えてあげましょう。

拡張子を変えようとすると警告がでるかと思いますが、無視してOKです。ファイルの種類が変わるけど大丈夫?という確認になります。どのみち新規作成したファイルは空の状態なので、ファイルの種類が変わろうが関係ありません。

血液型を質問する

まずはコンピュータから血液型を質問します。プログラミングには”標準出力”と呼ばれる、言葉や文字を画面上に出力するコマンドがあります。

Pythonでは以下のように書きます。

print("ここに出力させたい文字")

とっても簡単ですね。出力させたい文字はダブルクォートで囲みましょう。(よく教科書などでは、最初に”Hallo World!”を出力させられます。)

では早速、.pyファイルに、文字列を「あなたの血液型を教えてください」と書き換えて書いて見ましょう。

.pyファイルの編集がおわれば、本当にそれで出力できているのかの確認です。.pyファイルはあくまでのPythonのコードが書いてあるだけのファイルに過ぎないので、このファイルをPythonとして実行してあげます。それが以下のコマンドです。(これはコマンドプロンプトやターミナルで実行します)

python ファイル名(今回だとshindan.py)

また、注意点として、コマンドプロンプトやターミナルを実行している位置と、ファイルが置いてある位置が違うと、「ファイルがないよ」とエラーになります。この辺りの詳細を話すと長くなりそうなので、python と打った後は、shindan.pyファイルをコマンドプロンプトやターミナルにドラッグ&ドロップしてあげましょう。そしたらフルパス(長いパス)で出てくると思います。

では早速実行して見ます。

★私の画像は、画像上部はコードを記載したファイル、下部はターミナルです。

こんな形で、質問文が表示されていればOKです!

(入力の前に)入力値を保持する仕組みを知る

では続いてはユーザが入力する部分を作っていきたいのですが、その前にとっても大事な仕組みがあります。それは変数と呼ばれるものです。

プログラムは基本的に上から順番に処理を進めます。記載した通りに進めてくれるんですが、逆にいうと記載した通りにしか進みません。

例えば、二行目でユーザが入力した文字を三行目でいい感じに処理してねーとしたいとき、二行目の入力値は〇〇に保存して、三行目ではこの〇〇を◇◇する、と一個一個順序立てて正しく書いてあげないといけません。

今回で行くと、ユーザが入力した血液型を元に結果を出力します。なので、まずはユーザが入力した結果を保存する必要があります。この保存する先が変数と言われるものです。

変数にはいろんな種類(型といいます)があり、入れられるものが決まっています。整数しか入らない型(int)や少数も扱える型(float、double)、文字列を扱える型(String)などなどです。

今回はとりあえずコードを完成させることを優先にするため、詳細は省きます。また、やっていく中で躓くポイントではあると思いますので、一旦この仕組みだけ覚えておいてください。

血液型を入力する

では入力する仕組みをコードで書いて見ましょう。これは標準入力といいます。Pythonでは以下のように書きます。

str = input()

strというのが変数で、ユーザが入力した文字列がstrに入ります。

このコードを、先ほど書いたprint文の下に書きます。それで実行してみましょう。見た目ではわかりづらいですが、「あなたの血液型は?」という文字が出た後に入力ができるようになっています。適当な文字を入力してエンターを押すと、入力が完了して変数に入力した文字が保存されています。

ですが、これだと本当に変数に保存されているのかよくわからないですよね。なので、入力した後に変数の内容を出力してあげましょう。

print("あなたの血液型は" + str + "型です")

printのなかで文字列の変数を使うときは、+でくっつけてあげると出力ができます。

おー、なんとなくそれっぽくなってきましたね。

今回はここまでにしたいと思います。

あとは、A型だったら〇〇、B型だったら◇◇みたいなことを出力できればいい感じになりそうですね。

続きはこちら!

以上、ご覧いただきありがとうございました!

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